介護職とはどんな仕事?
介護職は、高齢者や障がいを持つ方々が日常生活を快適に過ごせるようサポートする仕事です。
食事・入浴・排泄の介助をはじめ、身体機能の維持や生活の質(QOL)向上を目的としたケアを行います。
また、利用者さんやご家族の精神的な支えになることも求められるため、体力だけでなく精神的なタフさも必要です。

筆者も介護のお仕事してますけど
毎日が体力勝負です
近年、日本では少子高齢化が進み、介護の需要はますます高まっています。
しかし、「きつい」「大変」といったイメージが強く、介護職に興味はあっても一歩を踏み出せない人も多いのが現状です。
そこで今回は、介護職のやりがいと大変さ、長く続けるコツについて詳しく解説します!
介護職のやりがい
介護職についてのやりがいについて幾つか紹介します。
利用者さんの笑顔や「ありがとう」が嬉しい
介護職の最大のやりがいは、利用者さんやそのご家族からの感謝の言葉です。
日々のケアを通じて、「あなたがいてくれて助かる」「いつもありがとう」と言われると、日々の努力が報われる気がします。
また、利用者さんが笑顔を見せてくれる瞬間や、元気になっていく様子を見られるのも、やりがいのひとつです。
人の役に立っている実感がある
介護は、誰かの人生に直接関わる仕事です。
介護がなければ生活が難しい方々を支えることで、自分の仕事が社会の役に立っていると実感できます。
「自分の存在が必要とされている」と感じられることは、大きなモチベーションにつながります。
人として成長できる
介護の現場では、利用者さんやご家族、他のスタッフと接する機会が多く、コミュニケーション能力が自然と磨かれます。
高齢者の方々から昔の話を聞いたり、人生の知恵を学んだりすることで、人間的に成長できるのも魅力のひとつです。
資格を取得してスキルアップできる
介護業界では、介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士・ケアマネージャーといった資格を取得することでキャリアアップが可能です。
資格を取ることで、給料アップや仕事の幅が広がるので、目標を持って働けます。
さまざまな働き方ができる
介護職には、施設介護・訪問介護・デイサービス・特養・老健・グループホームなど、さまざまな職場があります。
また、夜勤あり・日勤のみ・パート・正社員など、自分のライフスタイルに合った働き方を選べるのも魅力です。
介護職の大変さ
次は介護職の大変さについて幾つか紹介します。
体力的にきつい
介護は、入浴介助・移乗介助・おむつ交換など、身体を使う仕事が多いため、体力勝負の一面があります。
特に腰痛に悩まされる介護士が多く、対策をしないと長く続けるのが難しくなります。
精神的な負担が大きい
利用者さんやご家族の気持ちに寄り添うことが求められるため、精神的な負担も大きいです。
ときには、認知症の利用者さんから暴言を受けたり、理不尽なクレームを言われたりすることも…。
しかし、これは介護職に限らず、どんな仕事にもあること。適度にストレスを発散しながら働くことが大切です。
人手不足で忙しい
介護業界は慢性的な人手不足。
そのため、1人あたりの負担が大きくなり、「休みが取りにくい」「業務が多すぎる」と感じることも少なくありません。
しかし、最近ではICT技術の導入や介護ロボットの活用などで、業務の負担軽減が進められています。

介護ロボットは、導入コストや費用も高額な為
導入する施設も少ないとの情報もあります。
給料が低め
介護職の給料は、他の業界と比べると決して高いとは言えません。
しかし、資格を取得してスキルアップしたり、夜勤手当を活用したりすることで、収入を増やすことは可能です。
また、国も処遇改善加算などを通じて、介護士の給与アップに取り組んでいます。
介護職を長く続けるコツ
体力づくりをする
ストレッチや筋トレを習慣化し、腰痛予防や体力アップに努めましょう。
また、介護技術(ボディメカニクス)を学び、負担の少ない介助方法を身につけるのも大切です。
仕事とプライベートのバランスをとる
介護の仕事は忙しいですが、しっかり休むことも重要です。
趣味の時間を持ったり、仕事終わりにリラックスする習慣をつけたりすることで、ストレスを溜めにくくなります。
仲間と支え合う
職場の人間関係は、仕事の満足度に大きく影響します。
困ったときは、一人で抱え込まずに、同僚や上司に相談することが大切です。
また、介護の専門コミュニティに参加し、他の施設で働く介護士と情報交換するのもおすすめです。

筆者はオープンチャットで介護の悩みや
アドバイスをお互いに情報交換しています。
結構役に立つ情報がいっぱいです。
資格を取ってキャリアアップを目指す
介護福祉士やケアマネージャーの資格を取ると、業務の幅が広がり、収入アップにもつながります。
また、介護業界には研修制度が充実しているため、積極的に学ぶことで、よりやりがいを感じられるでしょう。
施設選びを慎重に行う
介護職の働きやすさは、職場環境によって大きく異なります。
求人を探す際は、職場見学や口コミをチェックし、「人間関係が良いか」「残業が少ないか」などを確認すると良いでしょう。

不安な時はハローワークで情報収集するのをお勧めします。
まとめ:介護職は大変だけどやりがいのある仕事!
介護職は、体力的・精神的に大変なことも多いですが、利用者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉に救われるやりがいのある仕事です。
また、資格を取ることでキャリアアップも可能なので、長く働き続けることもできます。
「介護の仕事に興味があるけど不安…」という方は、まずは介護職員初任者研修を受けてみるのもおすすめです。
無資格・未経験からでもチャレンジできる仕事なので、少しでも興味があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください!

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